NTTドコモをTOB価格より安く買いTOBに応じ、ほぼ確実に儲ける方法

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著者:しょうこちゃん

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NTTドコモはNTTにTOB(公開買い付け)されます。買い付け価格は3900円です。この金額で買い取ってくれます。

一方で、現在のNTTドコモの株価は3,881円です。1株あたり19円の価格差があります。これ、上手く利用して薄利だけどほぼ確実に儲けることができます。

ざっくり、3,881円で購入して3,900円で売却したときの利益率は0.48%です。ふーん……という利益水準でしょうが、TOBの決済日は2020年11月24日です。

TOBが成立しないリスクはありますが、今回はまず成立するでしょう。すでにNTTが株の66.21%を保有している状態からスタートしており、成立条件は非常に緩いです。まず失敗しません。

10月19日~11月24日までの1か月程度の期間と見れば、年率換算すれば5.76%です。資金効率は決して悪くないと思います。余剰資金の運用として考えたら悪くないのではないでしょうか?

 

実際どのくらい儲かるの?

1単元(100株)あたりで1,900円の利益になります。

1000株(必要資金388万円)で19,000円の利益となります。ここは資金力問題ですね。1万株なら19万円ほどの利益が見込めるということになります。

 

どうすれば一番効率的か?

TOBに応募するのが一番効率的です。応募せずに放置していてもスクイーズアウト(強制的な買取)を待つこともできますが、資金効率が悪いです。
保有株が100株未満の場合は実質的に強制買取を待つほかなかったりします。

dp-invest.hateblo.jp

仮にスクイーズアウトを待つという場合、TOB応募で決済されるよりも数か月は現金化までに時間がかかってしまいます。

今回のTOBは三菱UFJモルガンスタンレー証券が窓口となっておりますので、こちらでTOBに応募するのが一番現金化が早く効率的です。

買付コストが安い証券会社でNTTドコモ株を購入し、それを三菱UFJモルガンスタンレー証券に移管した上でTOBに応募すればいいのです。

<必要なモノ>

  • NTTドコモ株の買い付け資金
  • 買付用証券会社(なるべく手数料の安いとこ)
  • 三菱UFJモルガンスタンレー証券の口座

となります。

①ドコモ株を買う。SBI証券は100万円以下の現物手数料は無料、楽天証券はいちにち信用活用ができる

SBI証券や楽天証券はそれぞれ2020年に手数料の引き下げを実施しております。

一日定額制の手数料体系(アクティブプランの場合、100万円までの現物株取引手数料は無料です。そのため、1日あたり200株くらいまでならNTTドコモ株を手数料無料で買付することが可能です。

なお、SBI証券の手数料体系がアクティブプランではない場合でも1日単位でプランは変更できます(口座管理>お客様情報設定>口座情報>手数料プラン)。

>>SBI証券公式ホームページ

数百万単位でまとまってNTTドコモ株を買いたいという方は楽天証券がいいでしょう。手数料無料、金利も0%となる「いちにち信用」でほしいだけ買って、現引きしましょう。手数料ゼロで買えます。

>>楽天証券公式ホームページ

②三菱UFJモルガンスタンレー証券に口座開設

また、三菱UFJモルガンスタンレー証券にも口座が必要です。

マイナンバーカードをお持ちの方はスマホアプリから申し込みできます。そうでない方はネット申し込みになります。口座開設は最短3日~5日ということらしいです。

ちなみに、ドコモTOBへの応募専用口座を開設するという手もあるそうですが、こちらは電話での申し込みのみです。

>>三菱UFJモルガンスタンレー証券公式ホームページ

③買付したNTTドコモ株式を三菱UFJモルガンスタンレー証券に移管する

SBI証券(または楽天証券)で購入した株式を三菱UFJモルガンスタンレー証券に移管します。移管手続きは移管元の証券会社から行います。

SBI証券、楽天証券ともに移管時に手数料はかかりません。

④三菱UFJモルガンスタンレー証券で公開買い付け応募申込書を提出する

これで終わりではないです。三菱UFJモルガンスタンレー証券でNTTドコモ株を保有していれば自動的にTOBに応募とはならず、その申込書を提出する必要があります。

こちらは三菱UFJモルガンスタンレー証券に請求しておくってもらえることになっています。こちらも多少時間差があります。

 

これだけ面倒だからみんな3900円未満で売ってるんだね

既存のドコモ株主も三菱UFJモルガンスタンレー証券に口座を持っている人は少ないでしょうから、上記で紹介した②~④の作業が必要になります。

そういうことしたくないから(手間かけたくないから)、あえてTOBに応募せずにそのまま市場で売っているわけですね。

言い換えると、これだけの手間をかけてもいいよ!という手間賃だと取引参加者は判断しているのでしょう。

まとまった資金がある(遊ばせている)という人はチャレンジしてみてもよいかもしれませんね。

購入株数ごとの想定利益(取得価格3881円と仮定)は以下の通りです。

株数 必要資金 想定利益(税引後)
100株 ¥390,000 ¥1,520
500株 ¥1,950,000 ¥7,600
1000株 ¥3,900,000 ¥15,200
2000株 ¥7,800,000 ¥30,400
3000株 ¥11,700,000 ¥45,600
4000株 ¥15,600,000 ¥60,800
5000株 ¥19,500,000 ¥76,000

上記の利益が1か月程度で得られるとなると、ある程度資金を出せる人なら美味しいのかなぁと。なお、TOBに応じる場合、特定口座を開設しておけば税金分は源泉徴収されますので税務処理も手間はありません。

一応リスクとして、まずないでしょうがTOBが成立しないケースを想定しておく必要があります。