今後のdポイント投資の予想について方針の変更を報告させていただきます。
あくまでも私の運用姿勢ですので、別に報告することでもないと思いましたが、一応データ取りをしたものでもあるのでシェアしたいと思います。
これまでは、たとえ0.01%であろうと、わずかでも有利なら追加、わずかでも不利なら撤退という方向で運用していました。
ところが、18時スイッチという選択肢が加わった事と過去の統計から、今後は運用方針を以下のようにしたいと思います。
(重要な追記)
現在dポイント投資では、半後出しは利用できないようになっております。dポイント投資の改悪(ルール変更)については以下の記事で詳しく紹介しております。
※以下の記事内容は現在のdポイント投資では利用できないものですが、記録として残しております。
スイッチ運用とのハイブリッドな戦略へ
これまでは単純に1ミリでも勝率が高い方につくというスタンスで戦ってきました。ところが14時の追加期限だけでなく、18時前にコースの変更が可能になったという状況になっています。
そこで検討した戦略がスイッチ戦略です。
dポイントを預けたままにしておいて、原則引き出さずにスイッチだけを続けるという方法です。実はこのスイッチ戦略は100%後出し可能だったタイミングでは私も利用していました。ただし、それは一日の追加ポイントに上限があったからです。
現在は100%の後出しは不可能である一方で、ポイント追加に実質的な制限はありません。なので、単純なスイッチ戦略はあまり有効ではないと考えました。
そこで、現在の追加/引出とスイッチを組み合わせる形で運用することにしました。
まず、14時での投資判断にそもそも意味があるのかどうか?
そもそも論になりますが、14時前の予測値に基づいて投資を判断すること自体に意味があるのか?という事を分析しました。ここで意味がなければ私のdポイント投資予想自体が無価値になります(笑)
14時時点の予測データと翌日のデータに対して相関関係があるかどうかです。相関関係とはある数字とある数字の間に明確な関係性があるかどうかです。
Aが大きい時、Bも大きいといえれば、(正の)相関関係があるといえます。たとえば身長と体重には強い正の相関関係があります。身長が高い人は体重も重いということですね。
その相関関係の度合いを示すものが相関係数です。
2019年6月26日~2020年7月3日までのデータで計算したところ、相関係数は「0.66」となりました。
散布図にすると以下のようになります。
(* ̄- ̄)ふ~ん。
って感じの方も多いかもしれませんが、
- 0~0.2:ほとんど相関なし
- 0.2~0.4:弱い相関がある
- 0.4~0.7:相関がある
- 0.7~:強い相関がある
というのが一般的な見解です。相関係数が0.66という水準なら、相関関係はありまぁす!と自信をもっていえそうです。よかった。
14時前の追加/引出判断について
14時前の予測数字と結果への正の相関関係があるということで分析を続けていきます。
まず、過去の統計として私が計算したアクティブコース変動予想値の大きさ(ブレ幅)が翌日の結果にどの程度、勝率につながっているかを調査しました。トータルの勝率は65.6%です。
13時台の予想値の絶対値(ブレ幅)毎に計算した勝率は以下の通りです。
- 0.0%~0.1%未満:50.7%
- 0.1%以上~0.2%未満:55.5%
- 0.2%以上~0.3%未満:68.8%
- 0.3%以上~0.4%未満:72.2%
- 0.4%以上:80.1%
14時前の数字がdポイント投資のアドバンテージになるわけなので、ブレ幅が小さいほど勝率に影響するのは当然です。ただ、数字になおすと明確ですね。
ここで、注目したいのは0.1%未満の時の勝率です。50%は超えているのですが、ギリギリです。つまり13時台において0.1%未満の変動の場合、上がるか下がるかは運否天賦と言ことになります。
14時前の時点で数字(アクティブコース変動予想値)が±0.1%未満の場合、数字に乗っかり追加、引出を判断する意味はあまり大きくないと考えることができます。
18時前のコースチェンジの有用性
それなら、プラマイ0.1%未満の時は「参加しない」という戦略も有効ですが、18時前のコースチェンジができるようになった点も考える必要があります。
5月15日から7月2日までのdポイント投資の37回の試行において、コースチェンジを行ったのは4回です(為替回は除く)。
そして、バランスコースへの変更を行った3回はバランスコースにスイッチしたことによって収益性が改善しております。
こちらはまだまだ試行回数が少ないので確実ではありませんが、コースチェンジが行えることによってdポイント投資の収益性が高まる可能性は高いはずです。
特に、バランスコースへのスイッチは「債券高」「円安」の際に有効になります。
今後の運用方針について
以上の2点を踏まえた上で、私が考える運用方針は以下の二つとなります。
①リスク回避運用
プラスマイナス0.1%未満の場合はパスする。リスクを負いたくない人におすすめの運用方針となります。
②リスクテイク運用
マイナス0.1%より高い場合は追加する(引き出さない)。その上で、18時前のスイッチ運用では損失回避的に動く。なお、その際は株安・債券高・円安という状況でマイナスになっている場合ですね。
株高・債券安・円高でマイナスとなっている場合は、バランスコースへスイッチで切る可能性が低いのでリスクが残ったままと考えられますので、その際は-0.1%未満でも追加しない方向でいきたいと思います。
可能な限り収益機会は逃したくないので②のリスクテイク運用でいきたいと思います。18時台のコーススイッチが有効なら、勝率はさほど変わらず、収益は増えると考えられます。
なお、この運用方針の変更による影響は軽微なはずです。
とりあえずは小さなところから始めてみて、状況を確認しながら広げるかどうかも含めて検証していきます。
【ご注意事項】
上記はあくまでも私の方針であって、読者の皆様にこれを推奨するものではありません。また、上記確率はあくまでも過去のデータによるものであり、今後を保証するものではありません。
dポイント投資も自己責任の下でご判断いただきます様お願いします。