おおお!と思ったけどそうでもなかったという話。LINE証券でLINEポイントクラブの特典としてプラチナ会員の方は手数料の最大24%が現金還元されるというもの。
ただ、実際にはゴールドは残高の0.15%、プラチナは残高の0.3%の還元に過ぎません。最大24%というのは、運用手数料がもっとも低い投資信託(1.25%)を基準とした時の付与率という事らしいです。メチャクチャ分かりにくい!普通に残高の0.15%~0.30%還元って書けばいいと思うんだけど……。24%還元って書くほうがインパクトはあるかもしれないけど、意味不明ですよ。
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実は他の証券会社もやっている
こうした投資信託の残高に応じてのポイント還元は他の証券会社もやっています。LINE証券さんのキャンペーンページ上でも記載がありますね。
うん、LINE証券のキャンペーンの方が、他社大手ネット証券よりも優れているっぽい、感じはしますね。ただ、いくつか問題があります。
1)単月のキャンペーン、しかも途中で売却したらダメ
投資信託の購入(投資)というのは単発的なものではなく中長期に保有するのが前提になるはずです。
一方で、本キャンペーンは継続的なものではなく、あくまでもLINEポイントクラブの単発特典のようです。扉絵にわざわざ「今月の特典」って書いてあるし……。
しかも、月の途中に一部でも投信を売却した場合は対象外になるそうです。この辺りも投資の自由度を奪いますよね。
2)対象ファンドが限定されている
- netWIN GSテクノロジー株式ファンド Bコース(為替ヘッジなし)
- スパークス・新・国際優良アジア株ファンド
- スパークス・新・国際優良日本株ファンド
- One国内株オープン
- エマージング・ソブリン・オープン(年1回決算型)
- アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Bコース(為替ヘッジなし)
- フィデリティ・USハイ・イールド・ファンド (資産成長型)
- 東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープン
- フューチャートレンド世界株
- フィデリティ・USリート・ファンド (資産成長型)D(為替ヘッジなし)
- バリューハント日本株
これですね。これらはいずれもアクティブファンドと呼ばれるタイプの投資信託でもとから運用手数料(信託報酬)が高めに設定されているファンドです。
LINE証券はeMAXIS Slimなどの低コストのインデックスファンドなども扱っていますが、こちらは対象外です。
冒頭で比較されているSBI証券や楽天証券も低コストインデックスファンドも対象です(ただし、ポイント還元率は少し落ちて0.05%程度)。
個人的には無駄に高い手数料のファンドをかって少しばかりバックしてもらうよりは最初からコストの安いファンドを買うほうが良いと思っています。
プロモーションならもうちょっと思い切ってほしかった
プロモーションとしては中途半端な印象です。
そんなわけで、せっかくLINEで通知されたキャンペーンですが、私はパスします。
eMAXIS Slimシリーズ(インデックスファンド)でも残高の0.3%還元をしてくれて、これが常設プログラムになって、さらに投信買い付け代金をVISA LINE Payカードで買えるようになって決済ポイントも付いたら起こしてください。
それまでは私は楽天証券に居ます (´- ω -`)zZZ