THEO+ドコモは、ロボットアドバイザー投資が可能な資産運用サービスですが、その最大のネックとなるのが、資産運用残高に対して年率1%(税別)で発生する手数料です。
この手数料がドコモユーザー(dカードGOLDユーザー)は最大で35%割引となる(根年率手数料が0.65%になる)、THEO Color Paletteが2019年11月よりスタート(適用)します。
すでにTHEO+ドコモを運用している方も対象ですので、上手く活用していきましょう。
THEO Color Palette(テオ カラーパレット)
THEO Color Paletteは、ロボットアドバイザー投資のTHEOが2019年に始める手数料割引サービスです。
THEOの手数料は、これまで運用残高の1%でしたが、これをTHEOの運用残高に応じて割引するというサービスになっています。
基準額(運用開始から対象期間内各月末までの入出金総額(入金総額 - 出金総額)を足して3で割った金額)に応じて手数料が割引されます。
- ホワイト:1.0%(割引なし)
- ブルー:残高1万円以上:0.9%
- グリーン:残高50万円以上:0.8%
- イエロー:残高100万円以上:0.7%
- レッド:残高1000万円以上:0.65%
条件を最高に満たせれば手数料率が年率0.65%になります。これは結構大きいところだと思います。
残高がそれなりには必要で、最後の1000万円以上のハードルはかなり高いですが、1万円、50万円、100万円というハードルはややひくめです。
上記の記事でも紹介しましたが、ロボアド投資は仕組みとしては面白いのですが、手数料というネックがあります。残高の1%分の手数料は高額なので、こうした仕組みで割引できること自体はいい話だと思います。
0.35%分手数料が安くなるといってもピンとこないかもしれませんが、残高1000万円の0.35%なら年間35,000円もの差になります。
これが毎年毎年「複利」で積みあがっていくことを考えると、5年、10年という期間でみるとかなりの金額差となります。
複利の仕組みや効果については「投資における「複利効果」とは?」をぜひご一読ください。
THEO Color PaletteとTHEO+docomo
通常のTHEOの場合、THEO Color Paletteの割引条件は残高だけなのですが、THEO+ドコモの場合は以下の二つの条件も付きます。
- dカードGOLDを保有していること
- おつり投資の設定をしていること
まず、適用されるにはdカードGOLDを保有している必要があります。通常のdカードは対象外で、dカードGOLDである必要があります。
ドコモユーザーの方であればメリットが大きいクレジットカードなので、ぜひ検討してみてください。
もう一つは「おつり投資」の設定です。dカードとTHEOを連携させて、dカードでのお買い物で発生する「端数分」を後日まとめて投資するサービスとなっています。
詳しいサービス内容は以下の記事でも紹介しています。
と、いうように二つの条件が追加されています。
割引ルールが複雑なTHEO+ドコモにする必要ある?
そもそも、通常のTHEOの場合はdカードGOLDやお釣り投資の設定は条件に入っていません。じゃあ、THEO+ドコモじゃなくて、普通のTHEOをすればいいじゃん!って話ですよね……。
THEO Color Palette(手数料優遇)だけを見るとそうなるのですが、THEO+ドコモの場合は保有残高に応じてdポイントがもらえる特典があります。
この特典を考えると、積極的に投資をしようと考えている人ほどTHEO+ドコモのほうが有利になりそうです。
- 50万円:900dポイント(600pt)
- 100万円:1800dポイント(1200pt)
()は非ドコモ回線保有者の場合。還元率は残高日しておおよそ0.18%となります。子の分は実質的な手数料還元ですので、以下のようになります。
- ブルー:残高1万円以上:0.9%-0.18%=0.72%
- グリーン:残高50万円以上:0.8%-0.18%=0.62%
- イエロー:残高100万円以上:0.7%-0.18%=0.52%
- レッド:残高1000万円以上:0.65%-0.18%=0.47%
個人的には高いと思っていた、ロボアド投資の残高手数料もTHEO Color Paletteとdポイント還元も組み合わせればかなり良い水準になってきていると思います。