dポイント投資のスイッチ運用と出し入れ運用の収益率を比較!どちらを選択するべきか?

本ページにはプロモーションが含まれております
著者:しょうこちゃん

(重要な追記)
こちらのdポイント投資のスイッチ運用についての考察記事は、後出し投資が不可能になる前の攻略法をベースに書かれています。

こちらの記事で紹介している内容に意味は無くなってしまっています。

記録としての意味で記事は残しておりますが、こちらを読んでのdポイント投資はお控えください。

なお、現在は「新dポイント投資攻略法」が利用可能です。

 

====以下、記事本文となります====

 

dポイント投資では、2018年12月の改悪以降で、1日の追加に2000ポイントの上限ができてしまいました(引出は無制限)。

dポイント投資をする投資家は以下の2つの戦略から一つを選ぶ必要があります。

  1. 従来通りの運用(出し入れ運用)
  2. スイッチ運用

今回は、この二つの運用方法のメリット、デメリットを分かりやすく紹介、比較していきたいと思います。

従来運用とスイッチ運用の違い

 従来運用(出し入れ運用)とスイッチ運用の違いと特徴をまずは簡単に紹介します。

 

<従来運用:出し入れ運用>

従来運用というのは、dポイント投資が「上昇する日はポイント追加」をして「下落する日はすべて引き出す」という戦略になります。

完全な損失回避が可能で、ほぼ確実に儲けることができます。デメリットとしては運用するポイント絶対額が小さいので、利益が出たとしても額が小さいという事です。

 

<スイッチ運用>

スイッチ運用は、ポイントを原則として引き出しません。dポイント投資には「アクティブコース」と「バランスコース」の2つのコースがありますので、利益が高い方(損失が小さい方)にスイッチをして切り替えをしていく方法です。

100%損失回避できないので、単純な利益率では従来方式(出し入れ運用)を確実に下回ります。ただし、従来方式と比べて運用できるポイントの絶対額が大きくなりますので、利益率は小さくても利益額は大きくなる場合があります。

 

実際のdポイント投資の結果から分析・比較 どちらがお得か?

dポイント投資改悪後の2019年1月からの結果を見ていきましょう。

  出し入れ運用 スイッチ運用
2019年1月 9.87% 5.86%
2019年2月 6.16% 4.98%
2019年3月 6.67% 3.47%
2019年4月 4.93% 3.62%
2019年5月

3.55%

0.1%

 

このようになっています。出し入れ運用の方が利益率が高いのは一目瞭然ですね。ただ、出し入れ運用の場合、運用可能なポイントに実質的な上限があります。

 

出し入れ運用をしたときの実際の収益額

出し入れ運用は、運用できるポイントに上限ができるのがネックです。

1日の追加は2000ポイント(THEO+ドコモの契約があって1万ポイント)までとなっていますが、下落するたびにリセット(全引出)をすることで運用ポイントが0になってしまいます。

そのため、実質的にdポイント投資で運用できるポイント総額が小さくなってしまうのです。

2019年1月~3月の合計リターンは22.7%に達しています。これを平均ポイント運用額を掛けたものが出し入れ運用のリターンとなります。

THEO+ドコモを契約している場合は最低2万ポイント(前日+当日)となります。移行は連騰するほど1万Pずつ増えていく格好になります。

  • 2万ポイント:4540ポイント
  • 3万ポイント:6810ポイント
  • 4万ポイント:9080ポイント
  • 5万ポイント:11350ポイント
  • 6万ポイント:13620ポイント

となります。過去の連騰や土日などを加味すれば、平均で4~5万ポイントくらいは運用できるのではないでしょうか。

なお、THEO+ドコモ未契約の場合はポイント運用額は1/5にまで下がってしまい、収益額は大幅に低下してしまいます。出し入れ運用でやるならTHEO+ドコモは必須です。

参考:THEO+docomoはdポイント投資家にとって始める価値はあるか?

 

スイッチ運用は運用ポイント絶対額が大きいとお得になる

一方のスイッチ運用は収益性は出し入れ運用に劣ります。その一方でdポイント投資に預けている運用額が大きい人はリターンも大きくなります。

スイッチ運用の場合、ポイントを引き出さずに、アクティブコース/バランスコースを切り替えて運用します。

この場合、2019年1月~3月の合計利回りは14.98%になります。こちらはポイントを引き出さないので複利計算となります。

前述の出し入れ運用をしたときの結果と同じだけのリターンを得るのに必要なポイント数を見ていきましょう。

  • 4540ポイントが得られる運用額:30,307ポイント
  • 6810ポイントが得られる運用額:45,460ポイント
  • 9080ポイントが得られる運用額:60,614ポイント
  • 11350ポイントが得られる運用額:75,767ポイント
  • 13620ポイントが得られる運用額:90,921ポイント
  • (参考)10万ポイントが得られる運用額:667,556ポイント

思ったよりもハードルは高くないなと思いませんでしたか?

あくまで、過去3か月の結果に過ぎませんが、dポイント投資の収益額だけを考えたら、出し入れ運用をするよりもスイッチ運用の方が収益性(収益額)は高くなる人

特にdポイントを10万ポイント以上持っているというのであれば、スイッチ運用を選択したほうが収益額は高くなる可能性が大きいわけです。

 

タイプ別のdポイント投資のおすすめ方法

  • ポイント投資に追加可能なdポイントが多い人
  • ポイント投資に追加可能なdポイントが少ない人

 

ポイント投資に追加可能なdポイントが多い人

もちろん、将来を約束できるものではありませんが前述のシミュレーション通りであれば、10万ポイント以上があるなら、基本的にスイッチ運用でdポイント投資をするほうが収益性は高い成果が得られています。

ということは、運用可能なポイント数が多い人はなるだけ短期間にdポイント投資にポイント残高を追加するほうがお得です。

THEO+docomo」の契約があれば10万ポイントなら最短10日で追加可能です。50万ポイントでも50日です。

サクッとポイントを追加してしまい、スイッチ運用していきましょう。

 

ポイント投資に追加可能なdポイントが少ない人

ポイントが少ないうちは「出し入れ運用」を続けましょう。

dポイントは比較的貯めやすいポイントです。「ポイントサイト」や「dカードGOLD」などを駆使すれば短期間で数万ポイントを貯めるのは決して難しいことではないです。

出し入れ運用+ポイント稼ぎを続けて、10万ポイントくらい貯まったタイミングでスイッチ運用に切り替えるという方法がベターでしょう。

 

運用可能額が大きいならスイッチ運用がお得だけど注意点もある

過去の運用実績的には10万ポイントを超える運用可能なdポイントがあるならスイッチ運用にするほうがdポイント投資のリターンはよくなりそうです。

ただ、注意点としてあくまでも過去3か月という短期的なデータでしかないという点はご留意ください。

2019年1月~3月の相場は急落する局面もありましたが、おおむね堅調に推移しています。10万ポイント以上あれば出し入れ運用よりも収益性は高いというのは、あくまでも過去3か月の結果に過ぎません。

2019年1月~3月の米国株(NYダウ日足)

2019年1月~3月の米国株(NYダウ日足)

画像は「SBI証券」より引用

相場が断続的に下落するような局面になると、いくら損失が少ない方にスイッチしたとしても収益性は悪化します。

一方で出し入れ運用の場合はリスクを完全に回避することができます。下落局面だと投資できない日は続くかもしれませんが、損はしません。

というわけで、スイッチ運用と出し入れ運用の比較のまとめです。

  スイッチ運用 出し入れ運用
メリット 運用可能なポイントが多い前提ですが、相場が上昇傾向にあるときは、出し入れ運用よりもリターンがよくなる。 損失をほぼ100%回避できる
デメリット 相場全体が下落する局面が続くとリターンがマイナスとなる可能性がある。 相場上昇局面ではスイッチ運用よりも収益性(利益の絶対額)は劣る可能性がある

 

こんな感じです。

もっとも、ここで紹介したのはスイッチ運用と出し入れ運用の二択ですが、それぞれを組み合わせてもいいと思います。