2019年1月15日のdポイント投資は「こちら」で判断したようにマイナス運用となります。一方で、その前の週は5連騰しており、土日祝日を含めると11回の追加が可能でした。
THEO+docomoの利用者なら11万ポイント、通常ユーザーでも2万2000ポイントの投資元本が追加できており、これにポイント投資の上昇分が追加されていたはずです。
このようにまとまったポイント残高となっている場合、当日の結果がマイナスになるkとが分かったとしても引出をしないほうがいい場合もあります。
どういうケースが該当するでしょうか?
今日はダメでも翌日の上昇が期待できる場合
たとえば、10万ポイントのdポイント投資の残高があるとしましょう。
そして、本日の結果がマイナス0.5%という場合を想定します。
損失は10万×0.5%=500ポイント
となります。
そして、翌日のポイント投資が1%上昇すると仮定します。この場合、翌日のポイント投資は1万ポイント追加したとして10万9500ポイントになります。
この場合、1%上昇なら109,500×1%=1,095ポイントの利益となります。
前日のマイナスを考慮したとしても595ポイントの儲けになります。
一方で、マイナス時に全ポイントを引出、翌日1%上昇した場合。運用ポイントは1万となり、10,000×1%=100ポイントの儲けとなります。
つまり、翌日の上昇が期待できるのであれば、あえて損失を甘受してポイント残高を減らさないという戦略もアリなわけです。
翌日の上昇が期待できる場合ってどういう場合?
基本的にdポイント投資の運用はNY市場(米国市場)の結果で決まってきます。
なぜなら、dポイント投資の原資産である「THEOグロースAI」と「THEOインカムAI」は米国上場のETFで取引されているからです。
日本時間(冬時間)だと6時にマーケットがクローズし、その時点の株価で当日のdポイント投資の結果(ドル建て)が決定します。そして10時のドル円の仲値決定時間で最終的な結果(円建て)が決定します。
なので、午前6時の段階よりも米国株(ダウ先物・ダウCFDなど)が上昇している。午前10時の仲根決定時間よりも円安が進行している場合、翌日のdポイント投資は上昇する可能性が高いということになります。
たとえば、2019年1月15日の場合、当日のポイント投資はバランスコースの選択でおよそ0.5%程度のマイナス予想でした。
一方で同日17時前の市場は以下のようになっていました(NYダウはCFD価格)。
- NYダウ:23909ドル(前日終値)→24047ドル
- ドル円:108.40円(仲値)→108.67円
どちらもdポイント投資には有利な方向に動いており、このままなら翌日はそれなりに上昇しそうな状況です。
dポイント投資は当日の17時まで引出が可能です。
そのギリギリのタイミングまでNYダウ先物や為替レートなどを見て、翌日が上昇濃厚とみるのであれば、あえてポイントを引き出さず、損失が小さい方にスイッチするという方法も有効です。
※CFDというのは差金決済取引という金融商品で、日経平均やNYダウといった指数に連動し、マーケット取引時間外でも売買できるので、相場クローズ後の指数の動きを見るのに活用できます。
ただし、連続して損となる可能性は残る
ただ、これはあくまでも可能性の問題です。
日本の17時という時間帯は米国はまだ深夜です。
実際に米国株のトレードが始まるのは23時からです。その後の材料次第では上昇が一転マイナスとなる可能性は十分にあります。相場の雰囲気は何かの出来事一つで大きく変わりますので……。
このようなリスクがあることは念頭に置いたうえで、あえて、dポイント投資の残高が貯まっているなら、損失覚悟でスイッチという選択肢も検討いただければと思います。
※2019年1月~3月の記録だと、10万ポイントくらいあるならスイッチ運用の方がお得なりそうです↓
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